やまなか小児科・内科

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小児科Care

子どもは、かぜや胃腸炎といった感染症だけでなく、日常生活のなかでさまざまな病気を抱えており、最近それらは複雑かつ長期化する傾向がみられるようになりました。長びく微熱や便秘・下痢、おねしょ(夜尿)のほか、繰り返す頭痛、肥満、立ちくらみ・朝起きられない(起立性調節障害)、繰り返し吐く(周期性嘔吐症)などは、不登校の原因になることがあります。一方、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーは、しっかりした管理のもとで日頃の生活の質が向上します。これらの病気について、当院は栄養や心理面のサポートを含め総合的に適切な治療を提供します。

便秘

便秘は主に、離乳食が始まる頃、トイレットトレーニングが始まる頃、そして小学校に進んだ頃に多く生じます。体に排便習慣ができるまで、栄養内容を変えるとともに薬剤を用いながら粘り強く取り組みます。

夜尿

夜尿

5歳以降で月に1回以上のおねしょが3か月以上続くことを夜尿症といいます。ホルモン環境、膀胱機能や睡眠リズムが発達途中であることが原因です。小学校に進むときに10%、中学校では1~2%に生じます。アラーム・トレーニングや薬剤を用いた治療で解決を図ります。

頭痛

頭痛は片頭痛と緊張型頭痛に大別され、それぞれ小学生の3.5, 5.4%、中校生の5.0, 11.2%、高校生の15.6, 26.8%、成人では8.4%, 1.5%に生じます。頭痛は気の緩みや怠けではなく体質と考えられ、ある程度長期間付き合っていく必要があります。生活習慣を変え、薬剤を使いながら、じっくり取り組みます。学校に情報提供書を提出し、連携を図ります。

肥満

肥満

幼児の肥満は健康に与える影響が少ないので気にする必要はありません。しかし、小学生(6歳)以上の肥満は軽度を含めるとおよそ10%に生じ、それは成人の肥満に移行して、将来的に生活習慣病などを引き起こします。肥満に対し、体重を減らすのではなく、過剰な内臓脂肪を減らし、肥満に伴う合併症の種類や程度を減らすことが求められます。当院では、学校と連携を図りながら、管理栄養士や公認心理師とともに取り組みます。

起立性調節障害

小学生高学年の3%、中校生の20%、高校生の25%に生じます。子どもは自律神経の働きが未熟なので、起立したときに体や頭へ流れる血液の量が減ります。朝に起きられない、朝に食欲がない、全身がだるい、立っていると気分が悪くなる、立ちくらみ、頭痛などが生じます。これらは午前中に強く、午後には弱くなり、夜には元気で目がさえます。登校しぶりや怠けではありません。生活習慣を変え、薬剤を使いながら、取り組んでいきます。
上記にあてはまる方は検査を行いますので、一般外来をご予約のうえ医院にお越し下さい。問診と血液検査を行い、起立試験を行う再診日のご予約を承ります。

気管支喘息

乳児期にRSウイルス感染症などで生じる喘鳴(ゼーゼー)は喘息ではありません。しかし、その一部は気管支喘息に移行します。発作の程度と頻度にあわせて、さまざまな飲み薬や吸入薬を用いた最適な治療を提供します。その多くは普通の生活ができます。ご家庭では室内の環境整備が大切なので、詳しくご説明します。

アトピー性皮膚炎

全身の皮膚のいずれかの部分にかゆみの強い湿疹が2か月以上続く状態です。乳児期と幼児期では症状が異なり、慎重な診断が求められます。全身のスキンケアののちに、湿疹には保湿剤とステロイド剤を混ぜ合わせた塗り薬を用いますが、用いるステロイド剤の量は副作用を防ぐために月ごとに厳密な管理を行い、安全な治療を提供します。

食物アレルギー

乳児に最も多く、その原因は鶏卵、牛乳、小麦です。そののち、幼児からは魚卵とピーナッツ、果物が加わります。妊娠中や授乳中に母親が特定の食物を除去する必要はなく、完全母乳栄養は発症の予防になりません。さらに、その特定の食物を摂取しないことも発症を防止しません。
ご家庭における食物の除去は最小限にとどめて発育に必要な栄養を確保しつつ、保育園や学校では完全に除去します。当院では管理栄養士に相談する機会を設けることで、症状の抑制と安全な発育の両立に向けて取り組みます。